三条エコノミークラブ

本例会レポート

2016年6月14日(火)VIP三条会館にて、経営情報委員会による第二回目セミナーが開催されました。

テーマ「情報交換から自社の課題、問題点を探る」

 

開会挨拶として久保会長より「昨今は時代の流れが非常に早く、企業人としてこの流れに乗っていくと共に、先読みをしていく事が経営者にとって重要だと考えます。今回のセミナーを通じて各会員が抱える問題点や課題を共有し、それを自企業に活かす事こそがエコノミークラブに在籍している意義であり、経営情報委員会を立ち上げた私の想いであります」とお話を頂きました。

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続いて7グループに分かれ、事前アンケートを基に各会員より自企業の営業力・商品開発力・管理体制・設備投資・人材育成についてディスカッションを行いました。異業種企業の取り組みを聞くことで新たな発見があり、自然と闊達な意見や質問が飛び交っておりました。

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ディスカッション終了後は各グループ代表者の白井君、金子事務局、村上(綾)君、浅野君、飯塚君、江部君、博田より事例発表をしていただきました。日頃から親密な関係のメンバー同士でも自企業の問題点を話す機会は少なく、非常に良いディスカッションであったという意見が多くありました。

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セミナーの最後に川田委員長より「会員各々にエコノミークラブ入会の動機があったと思いますが、私は創業に合わせ宣伝を兼ねてエコノミークラブに入らせて頂きました。しかし、卒業年を迎え振り返ってみると、会員企業について知らない事が多いと気付きました。そんな経緯から今回のセミナーを企画しましたが、想像以上にディスカッションが盛り上がり感動しております。是非明日から自企業の発展に活かして頂ければ幸いです。」と閉会挨拶を頂きました。

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その後、同会場で鈴木副委員長の乾杯挨拶を皮切りに懇親会が行われました。盛り上がりを見せたディスカッションの雰囲気が続く中、各グループより改めて感想を発表する事で一層の盛り上がりをみせておりました。長谷川相談役の中締め挨拶で閉会迎えました。

 

事前アンケートをはじめ、経営情報委員会の趣向や目的がはっきりと表れており、有意義なセミナーになったと感じております。自企業のアピールをする機会はありましたが、問題点を共有する事で会員同士の絆が一層深まったと思います。出席者数が多い事が、経営情報委員会への期待の表れであり、個人的にも次回以降を楽しみにしております。

 

広報委員会 博田 亮輔

2016年6月11日(土)、弥彦山にて第51回弥彦山登山を開催いたしました。

まず「だいろく」さんにて、開会式を開催致しました。始めに久保会長より挨拶があり、「大変な思いをして登るとは、思いますが、人生の辛さに比べれば対したことはありません。是非全員が登頂できるように頑張ってほしいです。」とお話になられました。
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続いて、山家委員長から「自分は昨年登頂できずに悔しい思いしました。みなさんには自分のペースでいいので、是非登頂してもらいたいです。」と挨拶と日程説明がありました。
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その後、弥彦神社まで移動し、久保会長を筆頭に安全祈願をし、全員で記念撮影を行いました。
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そして、登山口にて準備体操を行い、茶屋マッチからスタートいたしました。茶屋マッチとは、初めて参加した会員が対象で、スタートから茶屋までのレースを行います。今年の茶屋マッチ参加者は、14人で例年にない参加人数でした。
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その1分後残りの30名がスタートし、総勢44名がゴールを目指して出発しました。
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登山道は時には険しい岩場や急な階段など辛い道のりではありましたが、それぞれの思いを胸に、それぞれのペースでゴールを目指しました。
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苦しい事を乗り越えた者にしか見えない「喜び」。そして疲れを吹き飛ばす「絶景」を共有でき、登り切った皆さんはゴールの瞬間、苦しい顔だけでなく、清々しい表情を浮かべていました。
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優勝者は30分を切るタイムで登り切りました。素晴らしいタイムです。残念ながら2名のリタイアが出てしまいましたが、来年は必ずゴールすると誓っておりました。

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その後、みんなで「だいろく」さんの素晴らしいお風呂につかり、懇親会となりました。懇親会は大いに盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。
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最後に、山家委員長から弥彦山登山を終えて、思いを語っていただきました。「登山に、そして自分自身の限界に挑むという苦しい挑戦の後、懇親会を皆で楽しむという「よく学び、よく遊べ」のエコノミー精神を実感できるのがこの例会です。55周年という節目だからこそ、その精神を次の世代に知って欲しいという思いがありました。なので、今年の参加人数の多さは本当にうれしく感じました。参加してくれた方はもちろんの事、全会員に感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。」

今回私は、2回目の参戦でしたが、相変わらず辛い道のりではありますが、その分達成感を仲間と共に感じることが何よりも幸せです。この「飴と鞭」のような経験が人として一回り大きくさせてくれるのだと感じる一日でした。担当委員会の皆さん、こちらこそ、ありがとうございました!

広報委員会 岩瀬晶伍

 

2016年5月15日(日)江戸時代からの伝統ある三条祭り大名行列が開催され、当会より過去最大の人数である74名の会員が大名行列及び着付け方として参加しました。朝から大変天気が良く、雨の心配もない絶好の祭り日和でした。
出陣式では各団体の会長挨拶と飯塚若衆会直前会長による鬨の声で気持ちを高めて行列に臨みました。
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今年は日曜開催という事もあって、沿道には多くの観覧者が見られました。三条エコノミークラブでは久保会長が露払いを担当されたのをはじめ、金幣銀幣や紅旗白旗、三方そして第二神輿を担当しました。特に第二神輿は20名を超える会員が力を合わせて担ぎ上げ、息の合ったチームワークを見せていました。
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舞い込みは例年以上の観覧者で賑わい、また参加する親子も多く先頭が最後尾に追いついてしまう程でした。白熱した激しい揉み合いの未に神輿が拝殿に収まると、観衆から拍手が沸き起こりました。舞い込みが無事終了すると、当会より出向の矢島若衆会会長から「けが人や神輿の破損もなく無事に静と動のメリハリのある三条祭りを執り行う事が出来た。」と挨拶があり、三本締めで祭りを締めくくると、参加者がこぞって矢島若衆会会長のもとに駆け寄り胴上げを行いました。
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その後、GeoWorld VIPにて慰労会が執り行われ、各団体からの参加者が集い労をねぎらいあいました。また、慰労会の席も満席で、例年よりも参加者が多かった事を感じさせられました。

伝統ある三条祭りに参加し、三条という地域の結束力、伝統を受け継いできた先人たちとこれから担っていく若者たちの熱い想いを感じ取ることが出来、地域一丸となる三条祭りを会としてさらに盛り上げていけるよう歴史と伝統を守りながら参加していきたいと感じました。

来年は月曜開催となりますが、エコノミークラブとして今年以上のお祭りになるよう多くの参加者、お祭りの伝統と歴史を担って三条祭りを盛り上げていきたいと思います。

広報委員会 岡田大器

2016年5月26日(木)三条商工会議所 4F 研修室にて、KSバリュー・コンサルティング 代表 CVS 坂本 幸一 氏をお招きし、5月本例会を開催いたしました。

テーマ「目的指向で仕事に変革を!~商品の価値を高めて選ばれる企業へ~」

まず久保会長より挨拶があり、「商品価値とサービス価値の向上は企業にとって大切なものです。また、私達は各企業の代表、リーダーとして人間としての価値も高めていかなければならないと思っています。そのためには相手の気持ちをどれだけ真剣に考えられるか、思いやれるかが大切な事です。今日学んだことを自企業、自分自身の成長に繋げて頂きたい。」とお話になりました。

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続いて、講師紹介のあと、講演が開始されました。

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初めに、VEとはどういうものなのかを問題意識の原点とは何かということと織り交ぜながら説明されました。

次に、VEのアイディア発想が「使用者優先の原則」「機能本位の原則」「創造による変更の原則」「チーム・デザインの原則」「価値向上の原則」の5原則からなると話され、それぞれの例を挙げて詳しく説明して頂きました。その中で講師は、VEのキーポイントは「機能的アプローチ(目的指向)」と「アイディア発想(チームデザイン)」で「価値向上」を目指すことであると仰っていました。

続いて、現状打破の技法として、「WHY?&REALLY?法」があり、どのようなものでそれは何をするのかを説明して頂きました。その後、講師から出された課題にたいしてどのようにすれば問題が解決するのかをグループワークをして、VEの考え方を体験しました。

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最後に、目的指向で仕事に変革をし、そして企業発展するために経営者に必要なことは、今何をすべきか目的を考えること、部下とのコミュニケーションを大事にすることであると話され、講演が終了いたしました。

その後の質疑応答では、岩瀬君より、「サービス業のような業種にVEの考え方はどのように活かせますか?」質問があり、講師は「使用者優先の原則で、使用者の立場に立って徹底的に相手のことを考えることで活かせます。」と事例を交えて答えられました。

また加藤君の「メーカーは使用者優先の原則で商品を作っても、実際はバイヤーやお店に気に入ってもらえないと商品が売れていかないというところがありますが、それでも実際商品を使う使用者のことを考えた商品を作っていくべきでしょうか?」という質問に、講師は「使用者というのは複数いて、バイヤーも実際商品を使う使用者も使用者です。使い勝手は使用者、売りやすさはバイヤーのことを考えるといった局面で使い分けることが重要です。ただ実際商品を使う使用者の心を掴めない商品は最終的には生き残れないと思います。」と答えられました。

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色紙受贈にて坂本講師から「心が変わると行動が変わる」という言葉を頂戴しました。「感動しただけでは行動はなかなか変わらないものです。ですが、行動が変わった時というのは心が変わった時です。是非、行動を変えるような意識で今後前進していって頂きたいです。」と言葉の意味を説明して頂きました。

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最後に、内山リーダーより「社内で改革をしようとした時に現場から広く意見を吸い上げようと、「社員に何でもいいから意見を出してください。」と言ったが出てきませんでした。なぜかと聞くと「ものの考え方がわからない。なぜ・どうしてだろうが出てこない。」と言われました。それが残念でVEの考え方を学んで社員に伝えたいと思いました。この素晴らしい手法はエコノミークラブの様々な業種が生き残っていくのに有効的なものだと思います。明日からは違った考え方で仕事が出来ると思います。是非、今日勉強したことを明日から実践して今後に活かして頂きたいです。」と閉会挨拶がありました。

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今回の例会で私は初めてVEという考え方を知りましたが、自分自身が普段持っている仕事に対する考え方とは違う考え方が今後必要になると感じました。またその考え方は、企業が生き残っていく上でとても重要なものになると感じました。そしてVEの考え方を社員一人一人が出来れば素晴らしい組織が出来上がると思います。社員にVEの考え方を落とし込めるよう、まずは自分が今回学んだことを明日から早速実践して活かしていきたいと思います。

広報委員会 須藤祐太