平成27年3月26日(木)三条商工会議所4F研究室にて若衆会例会が開催されました。
講師にはエコノミークラブ顧問の相場 浩 氏をお招きし、「三条祭りと若衆会の歴史」について講話をして頂きました。
始めに高橋会長より新年度での取り組む姿勢、「やってみて言って聞かせてやらせてみて、褒めてやらねば人は育たぬ」と山本五十六の言葉を引用し先輩から後輩へと受け継がれる想いであったり、「尊重」・「実践」を通して人と人との信頼を築き上げる大切さをお話しして頂きました。
次に、相場講師より三条祭りの歴史や道具・動きの意味などを実際の祭りの映像を流しながら説明して頂きました。話の中で相場講師が三条祭りについて自身が若衆会に入会し、初めて祭りの準備に携わった事を語られました。「若い人達が続けてくれるから今年も祭りを見ることができる」と祭りを楽しみに待つ商店街の方々や、「ありがとう」と言ってくれる地域住民の皆様の為にも、派手さや格好良さを主体とした祭りではなく、地域住民と密着した、神社と市民で造り上げる祭りにしたいと話されていました。他にも、導祖神(天狗様)が転ぶと火事になるという謂れや、導祖神が巻いたハチマキを妊娠した女性のお腹に当てると安産出来るという謂れがある等、祭りから地域の歴史や生活に役立てる事などを講話されました。講話の後半には、エコノミークラブには「よく学び、よく遊べ」という言葉があり、泥臭い話は良いが水臭い話は良くないと語り、このエコノミークラブで人間関係を学び、困った時にエコノミークラブを思い出し、また、仲間達と共に歯を食いしばる経験もするが、それすらも自分を成長させる良い経験になると話しされ、最後には「エコノミークラブと三条祭りが大好きです」と講話を括りました。
実際に講話を聞いて、地元や三条祭りへの想いであったり、情熱が伝わってきました。やはりどのような事でも、意味のない事は存在せず、どんな些細な事でも昔から現在、そして未来へ受け継がれていくものであると感じました。 今回の相場氏からの熱い講話を聞いて、地元三条はもちろん、他にも沢山の人達が参加・見学し、次の世代にも良い形で、胸を張ってこの伝統と想いが受け継がれていければ喜ばしい限りだと感じました。
広報委員会 小林 佳介