2016年6月23日(木)三条商工会議所 4F 研修室にてNSGグループ代表 池田 弘氏をお招きし、『6月本例会』が開催されました。
テーマ:『新しい取り組みへの挑戦』
始めに、久保会長より「新しい事を学んでも自ら何とかしようとしなければ実にならない。自分の将来をどうしていきたいのか学んでもらいたい」と挨拶がありました。
司会より講師紹介の後、講演が始まりました。
家業である愛宕神社の神主として、神社を支えてくれている古町通りの衰退を目の当たりにし、イノベーションが必要だと考えた。そこで、神主である自分には衰退していく古町通りに店舗を増やすことはできないが、何か出来る事はないかと考え、昔から神職や医者等が行っていた寺子屋教育を行っていくことを決めた。
これがNSGグループ創設のきっかけとなり、地域の為の起業であると話されました。
専門学校の中でも日本アニメ・マンガ専門学校は当時低俗な文化と言われ、新潟デザイン専門学校は新潟で学んでも仕方ない等周囲からの批判も多かったが、時代の流れと共にデジタル技術者が必要になっていくと考え、新しい分野の専門学校を開校していったとお話しされました。
新しいアイデアやビジネスは、全く新しいもので無くとも考え方と捉え方で変わっていく。
新しいビジネスは法律的にグレーな部分が多く、利己主義になると法を犯してしまう可能性が高くなる。
そのビジネスで何を成し遂げたいのか志を曲げずに強い想いを持っていく事が必要であり、地域の活性化は経営者がつくる!とお話し頂きました。
その後の質疑応答では「組織として新しい取組みの際の心構えは?」という質問がありました。
まずは人を信頼し、金銭的投資をしても経験させたいと思える人物に自ら考えさせ、人を育てることができる人物を作らなければならないとご回答頂きました。
色紙受贈にて池田講師より講演でもお話し頂きました「志」という言葉を頂戴しました。
最後に、小出リーダーより「皆さんは自分のアイデアが簡単に成功したらどうでしょう?新しい事に挑戦する時には様々な課題があり、実施した時には成功・不成功があります。三条エコノミークラブは向上心の高い会員と出会い、学び合える良い会だと思います。本日の講演で向上心や志を持たなければなにも成功しない、自分を振り返るきっかけとなりました。」
という言葉と共に、閉会の挨拶を致しました。
今回の例会では、小出リーダーもお話しされたように自分を振り返る良いきっかけとなりました。
新しい事への挑戦には強い志を持たなければならない。また、人との出会いや学びが重要な事であると、改めて感じられる例会でした。
広報委員会 武石直幸