平成二十九年五月十五日に毎年恒例の三条祭り大名行列が執り行われました。
三条大名行列は約三百年の歴史を誇る伝統ある祭りで、今年は、月曜開催にも拘わらず当会から六十四名もの多くの会員が大名行列に参加して頂きました。
出陣式では、各団体の会長挨拶と鬨の声が行われ、皆で気持ちを高めて行列に挑みました。
当会は今年、矢島会長が露払いを担当する他、新潟県指定有形文化財である信国太刀や具足櫃、囃子などを担当しました。
晴天に恵まれ、行列はスタートし、一時間程順調に行進していました。程なくして小雨が降り、中止が頭をよぎりましたが一旦おさまりホッと一息、暫くそのまま行列は執り行われておりました。
やがて小雨が土砂降りへと変った為、十分程中断し、祭典委員会より行列中止の判断が下されました。
一時は最後の見せ場『舞い込み』まで中止が危ぶまれましたが、何とか天候が回復してくれたので、舞い込みを行う事が出来ました。
舞い込みでは多くの親子が見守る中、第一神輿、第二神輿が拝殿へと納まっていき、最後に当会会員が担ぐ囃子の番となりました。
囃子方の持つ撥は家内安全・無病息災などの御利益があり、手に入れると大変縁起が良いとされており、今年はなんと二名の会員が手にする事が出来たと聞きました。
囃子は三周境内を回り拝殿へと入ります。当会会員もいよいよ拝殿へと意気込みます。祭りを終わらせまいと阻止するのが建青会の方々です。建青会の皆さんに阻まれながらも、二度目で無事境内に納まり、今年の三条祭りは終わりを迎えました。
三条大名行列は途中で中断になってしまいましたが、舞込みはしっかり行われたので良かったです。
三条祭り終了後はジオワールド・ビップにて慰労会が行われました。参加された皆さんで今回の大名行列を労い、疲れた体を癒しました。
最後に来年度若衆会の役員が発表され、当会の小林秀徳委員が会長を務める事になりました。
三条市にとって大事な三条大名行列がこのまま続いて欲しいと思います。
広報委員会 西村 郁夫