2017年9月16~17日(土・日)9月本例会研修旅行が開催されました。
テーマ「伝統と革新に触れる旅」
企業研修に先立ち、出発したバスの車内では、矢島会長から「エコノミー精神の良く学び・良く遊べの気持ちで十分に有意義な研修旅行にして欲しい」と挨拶がありました。また、担当の星野委員長からは、「約9か月掛けて準備してきた今日の研修旅行をものすごく楽しんで欲しい。最高の研修旅行にします」と挨拶がありました。
まず一つ目の研修先は、群馬県利根郡みなかみ町にて、上越クリスタル硝子株式会社 代表取締役社長 倉田善弘氏よりご講演頂きました。
倉田社長からは、「硝子生産が本格的に近代産業として始まったのは、明治9年頃であったが、戦時中には軍の命令で耐熱硝子を生産する必要があった。また、民間の需要は明治30年代頃からであった」と同社が硝子製品製造を始めるきっかけになった歴史をお話し頂きました。
また、倉田社長より、同社が長い歴史の中で時代毎に様々な紆余曲折・苦労を経験してこられた実話をお話し頂く中で、同社が成長出来た理由を
①明治時代から続けてきた社歴・経験
②経済成長で人材不足の中、効果的に優秀な社員を確保出来た事
③代理店制度を導入し、様々な販路・販売形態を取り入れてきた事
の3つであると述べられていました。
講演の最後には、学生時代に座禅を体験した際に、僧侶の方に教えて頂いた言葉であり、今現在の自社の方向性を決めて行くことにも重要であると思われる「忍進」と書かれた色紙を会に受贈頂きました。
その後、倉田専務様より工場内や併設された硝子製品の展示ルームのご案内をして頂き、硝子の製造現場や7名も輩出された褒賞受賞者の作品等を見学致しました。
ご案内の際には、硝子は7000年の歴史があること等の一般論から同社のクレーム対応に対する姿勢や具体的行動等、非常に興味深いお話しを聞かせて頂きました。
昼食では、併設された月夜野びーどろパークのレストランにて倉田講師自らのおもてなしを受けながら、美味しいお料理を頂き、1つ目の研修先を後にしました。
1日目の午後に栃木県 日光東照宮に到着しました。
日光東照宮は1617年に江戸幕府初代将軍徳川家康公を神格化した東照大権現を祀る神社として建てられた世界遺産です。
陽明門前で集合写真を撮った後、A班(ガイド付きじっくり見学コース)、B班(ガイド付き見学+自由行動コース)、C班(徳川家康公のお墓参拝コース)と別れて東照宮を拝観しました。
神厩舎・三猿
人の生涯を表した猿のお話し 2面目が有名な三猿
陽明門(別名:日暮し門、勅額門) 本殿 回廊(眠り猫)
今から400年前に建てられた日光東照宮を拝観してその迫力、彫刻の素晴らしさにただ圧倒され、言葉も出ませんでした。
夕方に茨城県筑波山温泉、筑波山江戸屋に到着しました。
各自温泉に入る等休憩を取った後に、大広間 依雲にて懇親会が行われました。
2日目の企業訪問1件目は茨城県にあるサイバーダインスタジオへ向けて出発しました。
始めに、サイバーダインスタジオの小島様より、企業説明や開発商品の説明を受けてから「サイボーグ型ロボットHAL」の医療用下肢タイプの装着・体験者として矢島会長、村上綾子君の2名と、作業支援用(腰タイプ)の装着・体験者として荻根澤監査役、浅野良裕君、泉田哲也君、川瀬歩君、小出桂一君が選ばれました。
日本が誇る最高のロボット技術を見学出来て、ただただ感動するばかりでした。
企業訪問2件目はJAXA 筑波宇宙センターに向かい、宇宙飛行士養成エリアと「きぼう」運用管制室を見学しました。
最後に昼食として、ばんどう太郎つくば学園南店に向かいました。ばんどう太郎は、2017年度公開例会で講師をして頂ける青谷洋治氏の店舗でもあります。
到着時には従業員の皆様が入り口前に並んで迎え入れて下さり、店内に入ってからも一人一人丁寧な挨拶、出発の際にも従業員総出で見送って頂く等、最高のおもてなしを受けました。
三条市に向かう途中には毎年恒例のビンゴ大会が待っていましたが、今年はいつもと違い、研修旅行委員会の趣向でエコノミービンゴ大会なるものをして盛り上がりながら帰路につきました。
今年の研修旅行で、上越クリスタル硝子株式会社では各々自社企業に持ち帰れる講話をして頂き、日光東照宮、サイバーダインスタジオ、JAXAでは過去から未来へ向けての歴史を学ぶことが出来た素晴らしい研修旅行となりました。
広報委員会 西村郁夫