三条エコノミークラブ

本例会レポート

6月本例会レポート

令和元年6月20日(木)、三条商工会議所4階研修室にて、遠藤工業株式会社 代表取締役 遠藤光緑氏をお招きして「決然と前へ!」というテーマで6月本例会を開催致しました。

 

まず遠藤講師より現在の自社の事業について、重量のある電動工具やスポット溶接機の操作の負担を軽減させるスプリングバランサー等の荷役機器、大型クレーンや建設機械、搬送機械に使われるケーブルリールやホースリール等の給電機器、廃棄物の破砕と選別を行う環境機械といった主要商品の紹介と、国内外への納入事例をご説明頂きました。国内だけで見ると小さい市場でも、全世界規模で見ればマーケットとしては大きい分野、「ウルトラニッチ」を捉える視点が大切であると仰られていたのが印象的でした。
 

続いて自社の歴史について、創業時の銅器製造から始まり洋食器等の製造販売への転換、また丸鋸盤等の工作機械の製造販売、そして先述の現在の事業に至るまでの変遷と、新規事業に積極的に挑戦してこられた創業者や先代社長の人となりをお話頂きました。また、新規事業に加え海外への事業拡大に取り組んでこられたご自身の経験から、多くの人と出会い情報収集のアンテナを感度高く持つこと、また多角的な広い視点で物事を捉え、失敗を恐れずポジティブな選択をすることの重要性をアドバイス頂きました。

 

 

講演の最後に、講師より「情報は自分で身体を使って取りに行け」と書かれた色紙を受贈して頂きました。

時代の変化に対応し新たな事業に積極的に取り組んでこられた経験をお聞きし、多くの人と出会い多角的な視点を持って事業の方向性を決断すること、そして信念をもち挑戦し続けることの大切さを学ぶことができました。

 

 

 

最後にこの例会を企画・運営した小山リーダーより挨拶があり、6月本例会は閉会しました。

「私自身、今年事業を引き継ぎました。新しいものにチャレンジしていく過程の中で、今まで会社を培ってこられた先代の思いや技術を改めて振り返りながら新たな道へ進んでいくための糧にしていく必要があるなと考えさせられました。ご講演の中でもありましたが、重要な決断を迫られた際に自信を持って行動できる力を養っていきたいと思います。」

 

広報委員会 早川貴浩

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