三条エコノミークラブ

本例会レポート

10月本例会レポート

2020年10月22日(木) 三条商工会議所1階チェンバーズホールにて公開例会委員会企画による10月本例会を開催し、株式会社ナガオ考務店 代表取締役 長尾  彰(ながお あきら)氏より、「強いチームの作り方」というテーマで講演を行っていただきました。
長尾氏が東京在住ということもあり、講師とはオンライン接続を行い会員は会場でモニター越しに講演を受ける、という形式で例会が行われました。また、本来ならば一般からの参加も募る「公開例会」となるはずの今回の例会でしたが、コロナウイルス感染拡大防止の観点から会員のみ参加の例会となりました。

 

始めに長尾氏よりご挨拶をいただき、その後猪熊会長の挨拶へと続きました。
その会長挨拶の中で、
「今、時代が目まぐるしく移り変わっていく最中であります。そのような中で企業が先を見据えて生き残っていくためには、社員と経営陣が一丸となって苦難を乗り越えていかなければなりません。そのためにも、会社は一つの強いチームでなければならないと私も考えています。
また、このコロナ禍もいつかは明ける時が来ると思います。その時には、それぞれの企業が躍進を果たし一皮も二皮も剥けて素晴らしい企業になっていてほしいと願っておりますので、本日も一生懸命学んでいただきたい。」
とお話がありました。

 

 

続いて、講師のプロフィール紹介へと移りました。
長尾氏は日本福祉大学卒業後、東京学芸大学にて野外教育学を研究され、冒険教育研修会社、玩具メーカー、人事コンサルティング会社を経て独立されました。また、チームビルディング、リーダー育成の専門家としてご活動されており、長野県佐久穂町に小学校を開校なさったり、出版社を設立するなど、多方面に渡り組織開発ファシリテーターとしてご活躍されております。

 

 

続いて長尾氏による講演が始まります。
今回のテーマは「強いチームの作り方」であることから、まず「チーム」とは何であるかという事を考えるところから始まりました。似た言葉である「グループ」を引き合いに出し、その違いについてお話していただきました。
そして、今回は特に組織の成長ステージを4段階に分けた法則に焦点が当てられ、それについて詳細にご説明をしていただきました。成長ステージの最終段階(チームとして最上級の状態)にある組織の例として、F1レース中のピットイン(タイヤ交換)の動画を参考に解説していただくなど、様々な状況に当てはめた具体例を挙げていただきました。

 

 

また、講演の途中では前後半に分けて2回の質疑応答の時間が設けられ、数名の会員から長尾氏へ質問が投げかけられていました。

  

 

 

講演後には、色紙披露として長尾氏から「チームづくりは2人から」と書かれた色紙をモニター越しに掲げていただき、
「会社や部署などの大きな単位でチームづくりを始めるのではなく、まず1人ずつチームにしていくこと。
その積み重ねが大きな流れをつくり、チームの考え方が浸透していけば自ずと変わっていく。」
と言葉の意図を解説していただきました。

 

 

最後に、今回の例会を企画した公開例会委員会の田辺委員長より挨拶があり、公開例会委員会主管の本例会は閉会しました。

 

 

今回の講演で、会社組織がただの「グループ」から1つの「チーム」へと成長するための課題の発見と再認識をすることができ、同時にその難しさも知りました。
今、自社はどのようなステージにあって、自分自身は何をすべきなのかをこれからも日々意識していきたいと考えます。

広報委員会 土田 真人

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