平成25年11月15日(金)~17日(日)「一瞬一瞬を大切にする」をテーマに宮城県、岩手県にて研修旅行を行いました。
初日はまず石巻市内被災地視察をしました。現地のガイドの方にバスで案内して頂き、当時の被害の状況そして現在の復興の進み具合を話して頂きました。瓦礫は殆ど無くなっていましたが未だに当時のまま残った施設や学校などを見ると震災当時の凄まじさを感じることが出来ました。
次に麒麟麦酒仙台工場を訪れビールの製造工程を見学して徹底した品質管理と創意工夫を学びました。
二日目は陸前高田市内にて【桜ライン311】主催のボランティア活動に参加しました。
陸前高田市内約170㎞に渡る津波の到達ラインに10mおきに桜を植樹し、ラインにそった桜並木を作ることで後世の人々に津波の恐れがあるときはその並木より上に避難するように伝承していく活動です。当日は約190名が参加して我々も他の団体の一緒に活動しました。震災の影響で道路が寸断した場所、かつて線路があった場所などもあり復興は程遠い状況を感じました。そんな中、今回植樹した桜に花が咲き少しでも現地の方の為になれれば幸せです。
最終日は蒲鉾本舗高政の企業視察を行いこちらも震災で甚大な被害があった女川ですので当時のお話そして蒲鉾の製造工程の見学。最後に美味しい蒲鉾を頂き、震災当時この蒲鉾を全て避難所に配り炊き出しをして社長不在でここまで行動ができるスタッフの方たちに感心し心を打たれました。
今回の研修旅行で沢山の人と触れ合って被災地の事をもっと身近に感じられました。そして幸せに暮らしている私たちの日常に感謝し、自企業と家族があたりまえある幸せを感じられました。一瞬一瞬の大切さを実感する旅になりました。
特別企画委員会 小出桂一