平成29年3月19日(日)燕三条ワシントンホテルにて、2017年度OB公開例会並びにECの集いを開催致しました。
第1部OB公開例会では、講師に湘南ストーリーブランディング研究所 代表 川上徹也氏をお招きし、テーマを「成功への大きな糧」として、ご講演頂きました。
まず、矢島会長より、「400名以上が卒業し、地元で大いに活躍されている先輩方を輩出した我々、三条エコノミークラブの56回目の誕生日です。本日はこの場にただ居るのではなく、当クラブが56年続いている重みを感じ自企業が発展すること。そして、最高の一日となることを祈念している」と挨拶がありました。
続いて、講師紹介の後、講演に移りました。
講演の冒頭、ご当地アイドルのNegiccoを通じてゆかりのある新潟ではあるが、初めて燕三条に降り立ったと自身の紹介をされました。そして、今日はピンチから這い上がる方法は色々あるが、「言葉」と「物語」をテーマに話をさせて頂くと述べられ講演がスタートしました。
「言葉」については、台風被害にあったリンゴ農家が出荷可能なリンゴが数少なかった状況で『落ちないリンゴ』として受験生向けに売り出したこと等、具体例をいくつか紹介されました。また、こういった「言葉」を上手く使って発信していない業種こそ積極的に取り入れる姿勢が重要なのであると述べられていました。
「物語」については、我々人類は遠い昔から物語=ストーリーが大好物であり、物語があるからこそ人々が共感し感情移入するのであると説明されました。また、このことは世界共通のことではあるが、決して創作されたことではダメ、過去になければこれから起こすことが出来る、未来が変われば過去が変わるのだと注意点やアドバイスを述べられていました。
さらに、こういった言葉と物語を生み出すのに重要なのが経営理念やコンセプト等、企業の旗印になるべき言葉であり、川の流れの川上・川中・川下に例え、『川上』から一言で表現出来るキャッチコピーであると説明されました。会社経営の一番上流から商品やサービスを人々から共感して貰える形で発信出来れば企業の独自性や魅力を顧客から見出して貰え、ピンチをチャンスに変えられるのだと講演を締め括られました。
質疑応答では、「ストーリーを見つける為に必要なこと、大切なことはどういうことなのか?」との問いに「商品や事業をどのような思いで始めたのかがヒントになる。また、社名の由来からもヒントに繋がることが多い」と具体的なアドバイスを交えながら回答されておられました。
その後、色紙受贈に移り、「物語はみんな持っていると思うが、それを発信し、意識しながら人生を歩んで欲しい」との思いから『人生にストーリーを!』と書かれた色紙を当クラブへ寄贈頂きました。
最後に、飯塚リーダーより閉会の挨拶があり、「皆さんは多かれ少なかれ、失敗・挫折を繰り返してこられていると思うが、今後の人生の糧として、ピンチをチャンスに変えていく方法を学んで欲しかった」と講演を企画した思いを述べ、閉会となりました。
第2部ECの集いでは、三条エコノミークラブ56回目の誕生日を盛大に祝うと共に、川上講師並びにОB会員と我々、現役会員が懇親を深める場となりました。
また、来年のこの日に向け身を引き締め、活動に邁進していこうと改めて考えさせられる一日になりました。
広報委員会 泉田 哲也