令和元年5月23日(木)、三条商工会議所4階研修室にてパジュ・ブレーン株式会社 取締役 小田芽久美 氏をお招きして「選ばれる「顔」になる!」というテーマで5月例会を開催しました。
まずはじめに古寺会長より「約半年近く会長をやらせていただく中で、当初思い描いていた形に自分自身が成れているのかなと心配する部分があります。自分が立てた会長方針ではありますが、だんだんと弱い自分も出てきているなと最近考えています。
なかなかどう動いていいのかわからない場面もありますが、なんでもいいのでまずは一歩踏み出して活動すると、いろいろと結果がだんだんと出てくるなと思うこともあるので、是非みなさんも本日の講演を会社に持ち帰るとともに、日々仕事の中で是非挑戦してみて今年一年の最後に振り返れるような活動をしていただければと思います。」と挨拶がありました。
続いて講師プロフィールの説明があり講演に移りました。
小田講師は県内のテレビ局勤務を経て、現在の会社に入社。その後取締役に就任されました。再就職支援と女性の就労支援を専門とする職業訓練校を県内4校で運営され、年間約200名の再就職支援に関わる一方、企業、学校、行政機関等で数多くの研修・講演をされております。
また、EQ能力を高める感情マネジメントを習得され、参加者の立場によって伝える中身を選択し、受講者にとって有意義な指導に取り組まれておられます。
キャリアコンサルタントとしての立場から年間数百件の再就職支援を行う中で離職者に退職理由を聞くと、そのほとんどがコミュニケーション不足でした。社会構造の変化とともに社員の就労意義が変化する中、ひとりひとりの個の感情にフォーカスする方法を探したときに「アンガーマネジメント」を学習されされ、また、「EQ(心の知能指数)マネジメント」を取り入れることで顧客と自社それぞれの離職率を大幅に減らすことに成功されました。
講演の中ではグループワークを取り入れ、セルフチェックや少人数での話し合いを通じてお互いを知ろうとする姿勢や自身の感情の変化、行動へのメカニズムを身近な例に例えながらわかりやすくご説明いただきました。
講演の最後には「みんな違って みんないい」と書かれた色紙を受贈いたしました。
「これは金子みすゞさんの言葉です。EQとは心の知能指数です。自分の感情を把握し、相手の感情を理解すること。みんな違うということを認め合う。多様性を認め合うために自分の感情に気づくということです。
違うことはとっても良いことです。是非従業員の皆さんの違いも認めてあげられるような経営者になってください。」
最後にこの例会を企画・運営した泉田リーダーより挨拶があり、4月本例会は閉会しました。
「私自身、よく父に言われることがお客様に可愛がられろと言われます。そのためには何をしたら良いかと考えた時に”感情マネジメント”という言葉に出会いました。魅力的な人間になるためには必要不可欠な部分だと思うので是非取り入れていきたいと思います。」
今回の講演を終えて、自分の感情をよく理解し、相手の気持ちを組むことのできる広い視野を持つことの大切さを学びました。
広報委員会 早川貴浩