三条エコノミークラブ

本例会レポート

2月本例会レポート

平成31年2月21日(木)、三条商工会議所4階研修室にて有限会社ワイエスアグリプラント代表取締役 藤田一雄氏をお招きして「時流を捉えその先へ」というテーマで2月例会を開催しました。

 

まずはじめに古寺会長より「本日の2月例会は、今年度初めての講師例会となります。その中で、今日の講演を自企業にどうやって活かして、どう持って帰るかというところをまずは念頭に置いてお話を聞いていただければと思います。藤田講師は時代の最先端を捉えているだけではなくて実践されている講師だと思います。いっぱい持って帰って、是非自企業の発展に寄与していただければと思います。」と挨拶がありました。

 

続いて講師プロフィールの説明があり講演に移りました。

藤田講師は本業の傍らに兼業農家として農業に携わっていた生活の中で、平成5年の大凶作の際に知人からの要請を受けて特別栽培米の認可を取得した事を契機に、専業農家として改めて農業に携わられることとなりました。

国の減反政策を受けて年々収入が目減りする一方、偶然訪れたライスセンターの先進的な設備や取り組みを目の当たりにし、すぐに知人数名と大豆の生産組合を設立されます。
その後、同級生の死去を受け農家のセーフティネットの必要性を実感し、大豆と稲作生産を行う、現在の有限会社ワイエスアグリプラントを設立されました。

かねてより抱いていた、自分たちの作ったものは自分たちで売りたいとの想いから敷地内に手作り直売所の運営を始められます。同時期に始めたいちご栽培がキラーコンテンツとなり、当時プレハブであった直売所を3年後に増設。農協を通さずに直販売できるほどに成長します。

その後、国の推進する6次化総合事業計画に名乗りを上げ、国家戦略特区事業認定を取得。直売所・加工所・レストランの複合施設を建設され、また、農場全体のブランド化を目的とした”そら野テラス”をオープンされました。

 

「一つの強みを持つ事。これだったら誰にも負けないとい思える商材を持てると会社は強くなる。いちごがなければ今の会社はない。新しいことへの一歩の踏み出しが本当に大事。それに、常に挑戦していたほうが面白いかなと思う。」

 

同社が基本理念に掲げる「地域と共存共栄できる取り組みの展開」の元、地域の学校や生産者とともに育てる農業活動の実践や、西蒲区全体の底上げをはじめとする新たな目標への挑戦。それと同時に急速に進行する担い手不足といった農業界全体が直面する課題に至るまで、具体的な数字なども提示いただきながら終始解りやすく丁寧にご講演いただきました。

 

講演の最後には「挑戦」と書かれた色紙を受贈いたしました。
「常にああしようこうしようという気持ちは持ったほうがいいと思います。例えば、富士山に登るとして、目標があるから登れるのであって、散歩が出てらでは登れません。あそこに行こうとチャレンジする気持ちだけは私も持ってきたつもりですし、単純な言葉ですけどとても大切なことだと思います。」

 

 

今回の講演を終えて、新しいことへ挑戦することの大切さと同時に、その楽しさも教えていただいた気がします。
周囲の変化に対して常にアンテナを張り、日々の業務に取り組みたいと思います。

広報委員会 早川貴浩