三条エコノミークラブ

本例会レポート

10月本例会 公開例会レポート

令和元年10月17日(木)Geo World VIPにて、元プロ野球選手で講演家の森本稀哲氏をお招きして「かなえる力」というテーマで公開例会を行いました。

 

まずはじめに、古寺会長より当クラブの目的や理念を紹介する挨拶があり、森本講師の現役時代を紹介する映像の後に講演が始まりました。

 

森本氏は1981年に東京都荒川区で生まれ、高校野球の名門帝京高校へと進学されます。
高校三年生の年に主将として甲子園への出場を果たすも3回戦で敗退。しかし、球団スカウトの目に留まりドラフト4位で日本ハムファイターズへと入団されました。

当初はなかなか1軍に定着できない下積み生活を送るも、入団5年目にチームのムードメーカーとしての才能を買われて初めての開幕スタメンを果たします。
その後は徐々にレギュラーの位置に定着し、ゴールデングラブ賞やベストナインを受賞。オールスターゲーム等へも出場され、チームの優勝に大きく貢献されます。また、ファンサービスにも注力され、当時北海道へ本拠地を移転したばかりのチームの地元定着にも大きな力となりました。

 

 

そんな中、試合中のケガにより戦線を離れたのを機に打撃の不振に苦しむことになります。
若手選手の台頭により試合への出場機会も徐々に少なくなる中、FA権を行使して横浜ベイスターズへと移籍されました。しかし、ここでもチーム編成の都合等により徐々に出場の機会が減っていき、新たな活躍の場を求め埼玉西武ライオンズへと移籍され、そこで現役を終える決断をされます。

 

高校時代にスカウト担当者からドラフト指名を得たきっかけや、活躍の場を失った自身を迎え入れてくれた球団から掛けてもらえた言葉。また、引退試合の最終打席までチーム一丸で繋げてくれた後輩達の意地、どれも自分が真剣に野球に取り組む姿を見てくれた人がいてくれたと話されていた姿が印象的でした。

また、自分にしかできない役割や仕事があること。与えられた場所で本気になって取り組むことこそが大切であるという言葉には、プロの世界で多くの経験や様々な苦労をされてきた講師の言葉の重みを感じました。

 

最後に当日の例会を企画した柳取公開例会委員長より挨拶があり、2019年度の公開例会は閉会しました。

 

どんな場所でも手を抜かずに本気で取り組むこと。目指す結果は出せなくてもその姿勢だけは自分でもできると思います。聞いて終わるのではなく、自分自身に取り入れて行動に移します。

 

広報委員会
早川 貴浩

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