三条エコノミークラブ

本例会レポート

2016年9月27日(火)Geo World VIPにて、『55周年記念公開例会』が開催されました。

 

テーマ:『夢が叶う街 ~思うは招く~』

講師:植松電機 代表取締役 植松 努 氏

 

はじめに、久保会長より、お忙しい中お集まり頂いた植松講師、仕事でお疲れの後わざわざ会場まで足を運んで頂いたお客様、そして開催にあたって多大なご支援とご協力を頂きました皆様へ感謝を述べられました。「本日、皆様とここで学べることがエコノミークラブにとってとても価値がある事、そして皆様がお話の中で学んで頂き、少しでも明日への活力になり、成長できることが出来れば幸いです。」と挨拶がありました。

1dsc_0585 img_1809 3img_1810

 

続いて、講師紹介が行われました。

幼少から宇宙にあこがれ、大学では流体力学を学び、航空機設計を手掛ける会社へ入社。1994年にお父様の経営される植松電機へ入社されました。

2004年にはカムイ式ロケットの研究を進めていた北海道大学 永田教授と共同開発。JAXAとも共同打ち上げをされています。植松講師は、あの世界的な講演会TEDでの講演経験もあり、期待の高まる講演となりました。

 

そして、400枚のスライドを手元に講演が始まりました。

この度の講演会で植松講師の目的は「仲間を探す事」と冒頭にお話し頂きました。

「思うは招く」母のこの言葉のおかげで何でも出来るようになり、それには「夢」が必要不可欠であると仰いました。

 

はじめに、今後の人口減少動向をお話し頂きました。「かつて例のない『人口激減社会』日本の人口は、明治維新後すさまじい勢いで人口が増加したが、今後の未来はかつてない勢いで人口が激減する社会です。これから私達が生きていく社会は人口が増えている時代の『常識』や『普通』が全く通用しない時代を生きていきます。当然、売り上げは人口に比例します。」と仰いました。

 

そういった未来を生き抜いていくには『夢』が大切だと仰いました。

夢を叶えるには、親や周りの大人の子育て・教育の仕方がとても重要であり、よく「勉強していい大学に入って、楽して安定しているいい会社に入りなさい。」と言われています。『楽(らく)』と『楽(たの)しい』は全く違い、努力して得た能力をなるべく使わなくていいような会社に入っても意味がない。夢に向かって能力を最大限に生かせる会社に入って楽しい仕事をした方が今後の社会を生きていける力が身につくとしました。

imgp8621 imgp8596 dsc_0628

また、永田教授とのカムイ式ロケットの共同開発を例に。

講師は「ちゃんとしなさい!」という言葉に振り回されて来たと言います。その言葉には、人を頼らない、弱みを見せないという解釈があり、仮面をかぶり続けた結果、独りぼっちになり、失敗を積み重ねる。そうではなく、人を頼って悩みを相談する。お互いが足りないモノを補う事で一人では出来ない事が出来るようになる。そして、困難には不安がつきもので、その不安から逃げていては乗り越えられた時の喜びを感じられない。失敗を恐れず向って欲しいとお話し頂きました。

 

宇宙事業には莫大な資金が掛ると思われておりますが、講師は企業などの援助は一切もらわず自分たちの出せる資金でやってきている事には驚きました。

なにがそれを可能にさせたかというと「お金が無いから」「自分には出来ない」など「どうせ無理」を無くし。

小さい可能性に挑戦する事で小さかった可能性が少しずつ大きくなっていきます。その事を講師は誰よりも理解し実践しています。JAXAとの共同開発に至るまでに、1日のレンタル料が600万円もするスペースチャンバー(空間を宇宙と同じにする設備)で様々な実験をクリアしなければロケットを宇宙へ飛ばす事はできないと一蹴されたそうです。無ければ作ればいいと、様々な実験設備を自分たちで作り上げる事で目の前の壁をクリアしていったそうです。

そこで出てくるのが失敗です。「失敗に罰を与えては行けない。罰を与えてしまうと失敗しない様にと、何もしなくなる。そこにはもう個性が無くなってしまいます。失敗を隠すようになります。失敗は成功への種です。罰を与えないで下さい。」とロケット開発での失敗談と交えて子供への接し方を話して頂きました。

imgp8589 imgp8586 imgp8585

最後に、夢に関してのお話がありました。

まだ夢が無いという子供は、大人の責任であり、夢と仕事を一緒に考えている大人が多い。夢と仕事は別物で考えるべきとしました。

「夢とは、大好きな事やってみたい事です。どんな小さなことでもどんどん挑戦してみる事が大切です。」

「仕事とは、人の役に立つ事です。」

「大好きな事や、やってみたいことが、人の役に立つようになったら夢が仕事になるのです。」

「中途半端だって、なにもしない、なにもできないより全然いい。」

と、子供たちに向け、選択肢の幅と可能性を広げて欲しいと仰いました。

大人に向けても、子供の夢を「無理」と言わず、子供のやる事一つ一つに可能性を見出させるべきであり、それを全力で応援してあげる事で今後の未来を切り開ける人材になるとしました。「工場がロボットによる全自動化がやってきます。ロボットと人間の決定的な違いは『考える力』です。身の回りの悲しい事、苦しい事、不便な事を自分ならどうするか考えてみるのです。これを考える事が新しい事の種になります。考える時には『優しさ』を持ち優しさには『自信』が必要で、自信を持つためには『やったことが無い事をやる』が一番いいです。」とお話し頂き、講演を終えました。

 

続きまして、色紙受贈に移りました。

「思うは招く」 困難にぶつかった時に思い出す言葉で、理想を求めて頑張り続ける。

「子供がやる事を理解できない大人は日本を衰退させてしまう。子供がやる事を理解できる大人が増えれば未来に日本は明るくなります。どうか子供たちの可能性を潰さず、広げてあげて下さい。」とお話し頂き、色紙を渡されました。

dsc_0659 img_1836 dsc_0643

例会も終盤を迎え、加藤委員長より挨拶がありました。

「植松講師が目の前で講演されている事が、私の夢の一つでした。動画を拝見した時、涙を流し、この地から日本を元気にするには植松講師のお力が必要でした。本日のお話を、少しでも皆様に持ち帰って頂き、役立ててもらえたら幸いです。」と挨拶がありました。

 img_1845 img_1808

今年の55周年記念公開例会を通して。830名を超える来場があり、会場を満員で埋め尽くしました。改めて今後の人口減少社会の中を生き残っていく為には、現在の生業を大切にしながら、新しい事にチャレンジしていく姿勢を子供たちに見せていく事が大切だと感じました。その姿勢は社会情勢こそ違いますが、自企業の創業者の背中を見て育った私達が一番よく知る姿だと思います。

その姿は、何としても会社を成功させる為に貪欲に働く姿を見てきました。時代は繰り返すとよく言います。

一周まわって今度は私達が、今ここで貪欲に学び、自企業と地域経済、そして子供たちへの「夢」を応援する事で、自身が未来へつなげる人材になり、未来をつなげられる子供達を育てていかなければならないと感じました。

心に残る、素晴らしい55周年記念公開例会となりました。

 

広報委員会 湯本 辰典

2016年9月25日(日)三条市立栄北小学校内にて、三条市消防本部 栄分署職員をお招きして「親子で楽しく学ぶ防災!」をテーマに家族交流例会が開催されました。家族と共に防災活動を体験する事で知識と絆が深まるだけでなく、協同作業を通じて会員同士が交流を深める事を目的としておりました。会員が37名、会員家族が59名、合計96名が参加し、賑やかな雰囲気の中で例会が進行されていきました。

始めに、久保会長より「昨今、日本では災害が全国規模で発生しています。防災の知識を深めてもらい、いざという時の為に準備をして頂きたいと思います。また、ご自身の家族内だけでなく他の家族とコミュニケーションを取って頂き、家族同士の絆が深まる交流例会にしましょう」と挨拶がありました。

次に、参加する会員が家族紹介を行い、その後消防職員の方々より自己紹介を頂きました。

dsc_2298-1 dsc_2322 img_2814

例会は大きく3部構成になっており、1部では身近にある道具を使い人命救助の訓練を行いました。倒れている人間を2人で運ぶ方法や、竹と毛布を組み合わせて担架を作る方法等、子供達や奥様方も積極的に参加しておりました。実践する意味も兼ね、4チームに分かれ担架を作るところから搬送までの競争を行いました。人命救助においては安全性が第一ですが災害時はスピードも大事な要素ですので各チーム一生懸命取り組んでおりました。

img_2816 img_2818

2部では場所をグラウンドに移し、消火栓の使用方法を体験しました。粉ではなく水が出る訓練用の消火栓ですが、全員が順に使用し、注意事項や使い方を真剣な眼差しで聞いておりました。

1部同様、2部でもバケツリレー形式の消火レースを行い、各チーム大人から子供まで協力しながら勝負に臨んでおりました。

m1110026 m1110033 m1110025

バケツリレーレース後は、乗って来て頂いた消防車を開放して頂きました。

子供達は普段触ることの出来ない消防車に昇ったり、隊員さんに多くの質問をして興味津々に耳を傾けておりました。

全員で写真撮影を行い、3部の懇親会へと移りました。

dsc_2372 img_2823

3部では各テーブルに分かれ、会員企業のお店である「ビフテキバル極」のカレーやオードブルを囲みながら、更なる懇親を深めておりました。炎天下ではございましたが多くのテントが並べられ、怪我や事故がなく無事に閉会へと進みました。例会を企画運営した第2グループの村上リーダーより「多くの会員ご家族に参加いただき心より感謝申し上げます。日本各地で未曾有の災害が起きており、今回の例会を通じて皆様が大事な家族を守る事が出来るよう、役に立てて頂ければという想いで企画しました。これからもエコノミー活動と合わせご家族を大事にされてください」と閉会の挨拶がありました。

 

例会に参加させて頂き、まずは第2グループスタッフの準備が行き届いており、子供達も含めた約100名が順調且つ無事に進行出来たのだと思います。また、災害時の集合場所や連絡方法等、家族で話し合う良い機会になったと思います。頭で理解している事と実際に体験した事があるとでは、大きな違いがありますので、子供達にとっても良い経験になったと感じております。

 

広報委員会 博田亮輔

2016年8月26日(金) 三条ロイヤルホテルにて、2016年度8月臨時総会及び夏忘れ懇親会を開催致しました。

 

始めに、久保会長より挨拶があり、「55周年記念式典が終わり、様々な方から本当に素晴らしい式典でした。とお言葉を頂く中で、三条エコノミークラブの会員の一人ひとりの力は本当に凄いと改めて感じました。これまでの活動を振り返り、ここまで作り上げて来られたのは皆様のご協力のおかげです。残り4ヶ月、まだまだ55周年に関わる事業はあります。活動を全うする為に皆さんと共に活動したいと思います。」と感謝の気持ちをお話になりました。

DSC_2128DSC_2126

 

 

 

 

 

次に、議事に移りました。

第一号議案、次年度会長選出には、矢島次年度会長候補が選出されました。

矢島次年度会長候補が自企業の業務命令の為、やむなく出席を断念せざるを得ないという異例な形で開催されました。久保会長より、「矢島君は入会してから様々な職務を妥協する事無く全うされてきました。今年の三条祭りでは若衆会会長として70名もの会員と共に日曜日開催の三条祭りを大成功に導きました。そして、私自身10年間矢島君とは良きライバルとして切磋琢磨してきました。彼は一人の人間として心より信頼できる方です。」と選出理由をお話し頂きました。

 

更に今回、異例の事態で行われた臨時総会を決行した理由を述べられ、会員にお詫び申し上げると共に、矢島次年度会長候補への期待と信頼は揺らぐ事は無く、強い思いが伝わりました。

そして、無事承認されました。

 

次に、矢島次年度会長よりビデオメッセージによる挨拶が披露されました。

始めに、会員に対してお詫びを申し上げられました。

「多くの偉大なる先輩方が築き上げてきた道の上に今があります。我々は60周年、100周年と繋いでいかなければなりません。私が来年やる事は、先代の会長が掲げてきた方針と変わりはありません。人としての資質、リーダーとしての資質を高めなければなりません、来年、私がやるべき事は『人を巻き込む、人を惹きつける』です。やりたい事を突き詰めて、突き詰める、その先に達成感を超える何かを感じる事が出来ます。そこに行きつくまでの努力を怠らず、それを積み重ねる事が不安を自信に変えてくれます、そして自信を持って成長出来たと言えます。」と挨拶がありました。

P1060702_R P1060712_R DSC_2132

 

 

 

 

第二号議案を終え、新入会員に3名を迎え入れ、第一部 臨時総会を閉会しました。

第二部 夏忘れ懇親会では、高橋相談役の乾杯挨拶で幕を開けました。

DSC_2138

新たに迎えた新入会員に自然と人が集まり、温かく迎え入れるかのようにお酌に次ぎに回る姿が見られました。

会員各々が上半期の労をねぎらい合い、終始笑顔が絶えることなく懇親会を終了いたしました。

アトラクションには、不在の矢島次年度会長の思いの丈を話しているドキュメンターリ映像が放映されました。

DSC_2150DSC_2148DSC_2152

今回の臨時総会、次年度会長が不在という中で行われ。異例という形をとる事になりました。様々な判断のもと開催され、懸念がありましたが。久保会長の次年度矢島会長に対する思いと開催を決断した揺るがない思いには脱帽しました。

またその強い意志に賛同した会員の皆様の次年度矢島会長に対する熱い信頼が伺えました。

また、主幹である会員増強委員会の臨機応変な対応は素晴らしく、準備する時間が無い中でも完璧に会として成立させていました。

そんな姿から、三条エコノミークラブの絆は強く、偉大なものであると感じました。

 DSC_2159 DSC_2169

広報委員会 湯本辰典

 

 

 

2016年7月21日(木)三条商工会議所 4F 研修室にて、株式会社GFN代表取締役 五味 由紀子氏をお招きして、7月例会が開催されました。

テーマ:「理想のリーダー ~価値を伝えるリーダーへ~」

まず、久保会長より「半分の活動がすでに終了し今年度の活動も後半戦に入った、会の目的を達成するために掲げた会長方針を今一度振り返ってほしい。
我々は企業の代表として会に来ている、我々の成長が自社の成長に、ひいては地域経済の発展につながる。」と挨拶があり、司会より講師のプロフィールの紹介が行われ、講演が始まりました。

DSC_1879DSC_1885

講演は、クイズ形式で日本の現状にふれながら始められました。
経済的報酬、精神的報酬、社会的報酬、能力的報酬など人間のモチベーションの根源の説明から、人を動かすリーダーは「what」ではなく「why」から伝えるとして、ジョブズや、キング牧師、ライト兄弟の言葉を紹介して頂きました。
リーダーとして大切なのは、自分の思いを伝えられる人であり、信頼され、尊敬されるひとであると説明して頂きました。
その後、信頼されるためのプロセスを心理学の観点から説明して頂きました。
続いて、リーダーの役割、資質についてお話しして頂き、リーダーの持つ悩みとメンバーがリーダーに期待することは表裏の関係であると言う事を説明して頂きました。
リーダーシップとマネジメントの違いと、今と昔のリーダーシップの違いを説明して頂き、リーダーシップの心得を「他人と過去は買えられない。でも自分と未来は変えられる。」と纏められました。
最後に山本五十六の言葉を紹介して頂き、講演は終了となりました。

DSC_1902

「風を産む」と色紙を頂き、「人が動けば風が生まれる。動く人を作りたい。」と言葉の意味を説明して頂きました。

DSC_1913DSC_1926

飯塚リーダーより「自分は結構理想のリーダーに近いリーダーだと思っていたが、かけ離れた存在だった。社員との伝達の齟齬から理想のリーダーと言う物について考えるようになった。今日学んだ事を生かして理想のリーダーになってほしい」と挨拶があり閉会となりました。

広報委員会 岡田大器

2016年7月11日(月)越前屋ホテルにて、会員増強委員会による新入会員オリエンテーションが開催されました。

開会後、久保会長より「参加している新入会員を見て、自分が入会してすぐの頃を思い出した。これから色々な経験をして成長して下さい」という挨拶がありました。


続いて参加している役員及び新入会員がそれぞれ自己紹介をしました。役員は入会した当時を思い出しながら、新入会員にエールと入会の餞の言葉を伝えていました。また新入会員は普段とは違う緊張した面持ちで自己紹介しており、初々しさとこれから活動していく決意が感じられました。
DSCF6890 DSCF6892 DSCF6901
自己紹介が終わると、久保会長より新入会員にバッジの贈呈が行われました。会長からバッジを贈呈される時は、会場内がおごそかな雰囲気になりました。

DSCF6929
引き続き説明会として、久保会長から発会の歴史・会の目的・会長方針及び運営方針についての説明があり、額に汗を輝かせながらの説明は新入会員への期待が強く感じられました。
その後、「入会にあたっての注意事項」を織田事務局から、「三条エコノミークラブの概要」を会員増強委員会委員長の佐藤敬君から、最後に「会員の心構え」を高橋相談役よりご説明いただきました。
DSCF6945 DSCF6941
説明会終了後、隣の部屋で懇親会となりました。約1時間のオリエンテーションでしたが、終わってからの新入会員の表情が頼もしく感じられました。随時入会となり、すでに活動をしている新入会員も多い中で、区切りをつけるという意味でも意義のあるオリエンテーションでした。

広報委員会 担当副会長 古寺健太郎

2016年6月23日(木)三条商工会議所 4F 研修室にてNSGグループ代表 池田 弘氏をお招きし、『6月本例会』が開催されました。

テーマ:『新しい取り組みへの挑戦』

始めに、久保会長より「新しい事を学んでも自ら何とかしようとしなければ実にならない。自分の将来をどうしていきたいのか学んでもらいたい」と挨拶がありました。

Exif_JPEG_PICTURE

司会より講師紹介の後、講演が始まりました。

家業である愛宕神社の神主として、神社を支えてくれている古町通りの衰退を目の当たりにし、イノベーションが必要だと考えた。そこで、神主である自分には衰退していく古町通りに店舗を増やすことはできないが、何か出来る事はないかと考え、昔から神職や医者等が行っていた寺子屋教育を行っていくことを決めた。

これがNSGグループ創設のきっかけとなり、地域の為の起業であると話されました。

専門学校の中でも日本アニメ・マンガ専門学校は当時低俗な文化と言われ、新潟デザイン専門学校は新潟で学んでも仕方ない等周囲からの批判も多かったが、時代の流れと共にデジタル技術者が必要になっていくと考え、新しい分野の専門学校を開校していったとお話しされました。

DSC_0469 

新しいアイデアやビジネスは、全く新しいもので無くとも考え方と捉え方で変わっていく。
新しいビジネスは法律的にグレーな部分が多く、利己主義になると法を犯してしまう可能性が高くなる。
そのビジネスで何を成し遂げたいのか志を曲げずに強い想いを持っていく事が必要であり、地域の活性化は経営者がつくる!とお話し頂きました。

Exif_JPEG_PICTURE

その後の質疑応答では「組織として新しい取組みの際の心構えは?」という質問がありました。

まずは人を信頼し、金銭的投資をしても経験させたいと思える人物に自ら考えさせ、人を育てることができる人物を作らなければならないとご回答頂きました。

S__10895374 DSC_0474

色紙受贈にて池田講師より講演でもお話し頂きました「志」という言葉を頂戴しました。

DSC_0480 S__10895373

最後に、小出リーダーより「皆さんは自分のアイデアが簡単に成功したらどうでしょう?新しい事に挑戦する時には様々な課題があり、実施した時には成功・不成功があります。三条エコノミークラブは向上心の高い会員と出会い、学び合える良い会だと思います。本日の講演で向上心や志を持たなければなにも成功しない、自分を振り返るきっかけとなりました。」
という言葉と共に、閉会の挨拶を致しました。

Exif_JPEG_PICTURE

今回の例会では、小出リーダーもお話しされたように自分を振り返る良いきっかけとなりました。
新しい事への挑戦には強い志を持たなければならない。また、人との出会いや学びが重要な事であると、改めて感じられる例会でした。

広報委員会 武石直幸

2016年6月14日(火)VIP三条会館にて、経営情報委員会による第二回目セミナーが開催されました。

テーマ「情報交換から自社の課題、問題点を探る」

 

開会挨拶として久保会長より「昨今は時代の流れが非常に早く、企業人としてこの流れに乗っていくと共に、先読みをしていく事が経営者にとって重要だと考えます。今回のセミナーを通じて各会員が抱える問題点や課題を共有し、それを自企業に活かす事こそがエコノミークラブに在籍している意義であり、経営情報委員会を立ち上げた私の想いであります」とお話を頂きました。

IMG_0226

続いて7グループに分かれ、事前アンケートを基に各会員より自企業の営業力・商品開発力・管理体制・設備投資・人材育成についてディスカッションを行いました。異業種企業の取り組みを聞くことで新たな発見があり、自然と闊達な意見や質問が飛び交っておりました。

IMG_0234 IMG_0228 IMG_0231

ディスカッション終了後は各グループ代表者の白井君、金子事務局、村上(綾)君、浅野君、飯塚君、江部君、博田より事例発表をしていただきました。日頃から親密な関係のメンバー同士でも自企業の問題点を話す機会は少なく、非常に良いディスカッションであったという意見が多くありました。

IMG_0248 IMG_0251 IMG_0264

セミナーの最後に川田委員長より「会員各々にエコノミークラブ入会の動機があったと思いますが、私は創業に合わせ宣伝を兼ねてエコノミークラブに入らせて頂きました。しかし、卒業年を迎え振り返ってみると、会員企業について知らない事が多いと気付きました。そんな経緯から今回のセミナーを企画しましたが、想像以上にディスカッションが盛り上がり感動しております。是非明日から自企業の発展に活かして頂ければ幸いです。」と閉会挨拶を頂きました。

IMG_0255  IMG_0272

その後、同会場で鈴木副委員長の乾杯挨拶を皮切りに懇親会が行われました。盛り上がりを見せたディスカッションの雰囲気が続く中、各グループより改めて感想を発表する事で一層の盛り上がりをみせておりました。長谷川相談役の中締め挨拶で閉会迎えました。

 

事前アンケートをはじめ、経営情報委員会の趣向や目的がはっきりと表れており、有意義なセミナーになったと感じております。自企業のアピールをする機会はありましたが、問題点を共有する事で会員同士の絆が一層深まったと思います。出席者数が多い事が、経営情報委員会への期待の表れであり、個人的にも次回以降を楽しみにしております。

 

広報委員会 博田 亮輔

2016年6月11日(土)、弥彦山にて第51回弥彦山登山を開催いたしました。

まず「だいろく」さんにて、開会式を開催致しました。始めに久保会長より挨拶があり、「大変な思いをして登るとは、思いますが、人生の辛さに比べれば対したことはありません。是非全員が登頂できるように頑張ってほしいです。」とお話になられました。
P1000584

続いて、山家委員長から「自分は昨年登頂できずに悔しい思いしました。みなさんには自分のペースでいいので、是非登頂してもらいたいです。」と挨拶と日程説明がありました。
P1000588

その後、弥彦神社まで移動し、久保会長を筆頭に安全祈願をし、全員で記念撮影を行いました。
P1000593

そして、登山口にて準備体操を行い、茶屋マッチからスタートいたしました。茶屋マッチとは、初めて参加した会員が対象で、スタートから茶屋までのレースを行います。今年の茶屋マッチ参加者は、14人で例年にない参加人数でした。
P1000595 P1000596

その1分後残りの30名がスタートし、総勢44名がゴールを目指して出発しました。
P1000597

登山道は時には険しい岩場や急な階段など辛い道のりではありましたが、それぞれの思いを胸に、それぞれのペースでゴールを目指しました。
P1000663 P1000659

苦しい事を乗り越えた者にしか見えない「喜び」。そして疲れを吹き飛ばす「絶景」を共有でき、登り切った皆さんはゴールの瞬間、苦しい顔だけでなく、清々しい表情を浮かべていました。
P1000606
優勝者は30分を切るタイムで登り切りました。素晴らしいタイムです。残念ながら2名のリタイアが出てしまいましたが、来年は必ずゴールすると誓っておりました。

DSCF6857 P1000616 P1000611

その後、みんなで「だいろく」さんの素晴らしいお風呂につかり、懇親会となりました。懇親会は大いに盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。
P1000820-1

最後に、山家委員長から弥彦山登山を終えて、思いを語っていただきました。「登山に、そして自分自身の限界に挑むという苦しい挑戦の後、懇親会を皆で楽しむという「よく学び、よく遊べ」のエコノミー精神を実感できるのがこの例会です。55周年という節目だからこそ、その精神を次の世代に知って欲しいという思いがありました。なので、今年の参加人数の多さは本当にうれしく感じました。参加してくれた方はもちろんの事、全会員に感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。」

今回私は、2回目の参戦でしたが、相変わらず辛い道のりではありますが、その分達成感を仲間と共に感じることが何よりも幸せです。この「飴と鞭」のような経験が人として一回り大きくさせてくれるのだと感じる一日でした。担当委員会の皆さん、こちらこそ、ありがとうございました!

広報委員会 岩瀬晶伍

 

2016年5月15日(日)江戸時代からの伝統ある三条祭り大名行列が開催され、当会より過去最大の人数である74名の会員が大名行列及び着付け方として参加しました。朝から大変天気が良く、雨の心配もない絶好の祭り日和でした。
出陣式では各団体の会長挨拶と飯塚若衆会直前会長による鬨の声で気持ちを高めて行列に臨みました。
DSCF6666

今年は日曜開催という事もあって、沿道には多くの観覧者が見られました。三条エコノミークラブでは久保会長が露払いを担当されたのをはじめ、金幣銀幣や紅旗白旗、三方そして第二神輿を担当しました。特に第二神輿は20名を超える会員が力を合わせて担ぎ上げ、息の合ったチームワークを見せていました。
DSCF6693 DSCF6710

舞い込みは例年以上の観覧者で賑わい、また参加する親子も多く先頭が最後尾に追いついてしまう程でした。白熱した激しい揉み合いの未に神輿が拝殿に収まると、観衆から拍手が沸き起こりました。舞い込みが無事終了すると、当会より出向の矢島若衆会会長から「けが人や神輿の破損もなく無事に静と動のメリハリのある三条祭りを執り行う事が出来た。」と挨拶があり、三本締めで祭りを締めくくると、参加者がこぞって矢島若衆会会長のもとに駆け寄り胴上げを行いました。
DSCF6791 DSCF6790 DSCF6779 DSCF6775

その後、GeoWorld VIPにて慰労会が執り行われ、各団体からの参加者が集い労をねぎらいあいました。また、慰労会の席も満席で、例年よりも参加者が多かった事を感じさせられました。

伝統ある三条祭りに参加し、三条という地域の結束力、伝統を受け継いできた先人たちとこれから担っていく若者たちの熱い想いを感じ取ることが出来、地域一丸となる三条祭りを会としてさらに盛り上げていけるよう歴史と伝統を守りながら参加していきたいと感じました。

来年は月曜開催となりますが、エコノミークラブとして今年以上のお祭りになるよう多くの参加者、お祭りの伝統と歴史を担って三条祭りを盛り上げていきたいと思います。

広報委員会 岡田大器

2016年5月26日(木)三条商工会議所 4F 研修室にて、KSバリュー・コンサルティング 代表 CVS 坂本 幸一 氏をお招きし、5月本例会を開催いたしました。

テーマ「目的指向で仕事に変革を!~商品の価値を高めて選ばれる企業へ~」

まず久保会長より挨拶があり、「商品価値とサービス価値の向上は企業にとって大切なものです。また、私達は各企業の代表、リーダーとして人間としての価値も高めていかなければならないと思っています。そのためには相手の気持ちをどれだけ真剣に考えられるか、思いやれるかが大切な事です。今日学んだことを自企業、自分自身の成長に繋げて頂きたい。」とお話になりました。

IMG_0164

続いて、講師紹介のあと、講演が開始されました。

IMG_0165 IMG_0168 IMG_0171

初めに、VEとはどういうものなのかを問題意識の原点とは何かということと織り交ぜながら説明されました。

次に、VEのアイディア発想が「使用者優先の原則」「機能本位の原則」「創造による変更の原則」「チーム・デザインの原則」「価値向上の原則」の5原則からなると話され、それぞれの例を挙げて詳しく説明して頂きました。その中で講師は、VEのキーポイントは「機能的アプローチ(目的指向)」と「アイディア発想(チームデザイン)」で「価値向上」を目指すことであると仰っていました。

続いて、現状打破の技法として、「WHY?&REALLY?法」があり、どのようなものでそれは何をするのかを説明して頂きました。その後、講師から出された課題にたいしてどのようにすれば問題が解決するのかをグループワークをして、VEの考え方を体験しました。

IMG_0174 IMG_0175 IMG_0176

最後に、目的指向で仕事に変革をし、そして企業発展するために経営者に必要なことは、今何をすべきか目的を考えること、部下とのコミュニケーションを大事にすることであると話され、講演が終了いたしました。

その後の質疑応答では、岩瀬君より、「サービス業のような業種にVEの考え方はどのように活かせますか?」質問があり、講師は「使用者優先の原則で、使用者の立場に立って徹底的に相手のことを考えることで活かせます。」と事例を交えて答えられました。

また加藤君の「メーカーは使用者優先の原則で商品を作っても、実際はバイヤーやお店に気に入ってもらえないと商品が売れていかないというところがありますが、それでも実際商品を使う使用者のことを考えた商品を作っていくべきでしょうか?」という質問に、講師は「使用者というのは複数いて、バイヤーも実際商品を使う使用者も使用者です。使い勝手は使用者、売りやすさはバイヤーのことを考えるといった局面で使い分けることが重要です。ただ実際商品を使う使用者の心を掴めない商品は最終的には生き残れないと思います。」と答えられました。

IMG_0182

色紙受贈にて坂本講師から「心が変わると行動が変わる」という言葉を頂戴しました。「感動しただけでは行動はなかなか変わらないものです。ですが、行動が変わった時というのは心が変わった時です。是非、行動を変えるような意識で今後前進していって頂きたいです。」と言葉の意味を説明して頂きました。

IMG_0187 IMG_0190

最後に、内山リーダーより「社内で改革をしようとした時に現場から広く意見を吸い上げようと、「社員に何でもいいから意見を出してください。」と言ったが出てきませんでした。なぜかと聞くと「ものの考え方がわからない。なぜ・どうしてだろうが出てこない。」と言われました。それが残念でVEの考え方を学んで社員に伝えたいと思いました。この素晴らしい手法はエコノミークラブの様々な業種が生き残っていくのに有効的なものだと思います。明日からは違った考え方で仕事が出来ると思います。是非、今日勉強したことを明日から実践して今後に活かして頂きたいです。」と閉会挨拶がありました。

IMG_0200 DSC_0209

今回の例会で私は初めてVEという考え方を知りましたが、自分自身が普段持っている仕事に対する考え方とは違う考え方が今後必要になると感じました。またその考え方は、企業が生き残っていく上でとても重要なものになると感じました。そしてVEの考え方を社員一人一人が出来れば素晴らしい組織が出来上がると思います。社員にVEの考え方を落とし込めるよう、まずは自分が今回学んだことを明日から早速実践して活かしていきたいと思います。

広報委員会 須藤祐太